横浜本牧絵画館は、横浜の名勝「三溪園」に近く、絵を見ることが好きな方、絵を描くことが好きな方のための、具象絵画を中心とする私設美術館です。
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Drawing―その先へ―磯崎式子・富山恵美子二人展」 2025年2月1日(土)~2月16日(日)を開催いたします。詳細は 展示・催事案内 をご覧ください。皆様の御来館をお待ちいたしております。
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Drawing―その先へ―磯崎式子・富山恵美子二人展」 展示にあたって
今日、「ドローイング」と聞いて多くの人が思い浮かべるのは、見えるまま実際に存在するものを写し取るデッサン、短時間で形や動勢を把握するクロッキー、アイデアや関心事のメモに近いスケッチなど、「作品以前」のもの、あるいは精々その延長線上にあるものでしょうか。もちろんそういったものもドローイング(線描画)には違いないのですが、本展の「DRAWING」は、線描による絵画作品そのものの制作を指しています。
「油絵至上主義」とは言わないまでも、多くの公募展、一流と言われる画廊、そして大きな美術展でも、依然油絵が多いように見受けられます。一方、美大の学生に油彩画をやる人はごく少数、今や画材消費者の大宗を占めるシニアには水彩、色鉛筆が人気…とも言われます。こうした昨今の美術世相を重ね合わせてみれば、鉛筆で本格的作品を描き出す磯崎・富山両氏の試みはまさに時宜にあったものと言えるのではないでしょうか。
当面のスケジュール
2月1日(土)~2月16日(日) 「
Drawing―その先へ―磯崎式子・富山恵美子二人」展
(2月4日・12日休館)
2月17日(月)~2月28日(金) 展示替休館
3月1日(土)~3月30日(日) 「常設展示 横浜本牧と絵画」展(毎週火曜休館)
3月31日(月)~4月11日(金) 展示替休館
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岩田榮吉作品集』を制作しました。国公立、私立美術館等の管理下にある岩田榮吉の絵画作品を収録したもので、A5サイズ、1冊 350円、3冊セット 1000円で発売中です。
油彩画Ⅰ 26ページ(カラー図版39点)
油彩画Ⅱ 26ページ(カラー図版38点、うち習作等7点)
水彩画・その他 26ページ(図版37点)
横浜本牧絵画館外観