絵画展・イベント

Art Exhibition

これまでの展覧会

没後40年 岩田榮吉と恩師・畏友

2022年10月15日(土)~2023年1月15日(日)

没後40年 岩田榮吉と恩師・畏友

小磯良平・伊藤廉・長谷川潔をはじめとして

パリで制作し続けた理由は
「没後40年 岩田榮吉と恩師・畏友」展示にあたって

岩田榮吉(1929~1982)の没後40年にあたり、その師その友に焦点をあて、画業を振り返ります。よき師よき友とは、偶然に出会うものではなく、自分自身が確かな考えを持ち、前向きな気持ちをもって生きて、はじめて得られるものかもしれません。画家にとって、画面とひとり向き合う苦しみは、技量経験を積んだところで尽きるものではありませんが、「ひたすらに絵を描いていたい」という純粋な気持ちを生涯持ち続けた岩田には、様々な局面場面で恩師...

開館5周年―移ろう時・漂う時

2022年4月16日(土)~7月18日(月・祝)

開館5周年―移ろう時・漂う時

展覧会の展覧会から
「開館5周年―移ろう時・漂う時」展示にあたって

横浜本牧絵画館は今年で開館5周年を迎えました。西洋絵画の世界では、平面上に奥行を表現する「遠近法」と共に時間経過の表現に工夫が重ねられてきましたが、当館の5年間にわたる展覧会を改めて俯瞰すると、通底する大きなテーマはまさに「時」だったとも言えるようです。
この度の展示では、当館がこれまで開催した10回の企画展に加え、常設展と3回の特別展を振り返りつつ「時」について探り、様々な視点から行っていくであろう今後の展覧会の序章となることを期待しながら展示を構成します。

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「生の兆し」下薗博昭・友清大介 絵画作品展

2022年2月5日(土)~2月20日(日)

「生の兆し」下薗博昭・友清大介 絵画作品展

横浜本牧絵画館「作家・研究者支援プログラム(公募)」第3回展示として、『「生の兆し」下薗博昭・友清大介 絵画作品展』を開催いたします。本展では、両氏の共通意識である「鑑賞者の五感に働きかける絵画」をテーマとした油彩・素描作品全36点を展示します。
下薗氏は動物、友清氏は人物・静物と、注力する対象は異なるものの、ともに長い油彩画の歴史とその中で培われた技法の深い理解に基づき、ただ表面を写す以上の表現を追求してきました。耳を澄ませばわずかに聞こえる動物たちの静かな呼吸、描かれた人物が今にも動き出しそうな気配…など単純な写実性に収まらない「生の兆し」をご堪能いただけますと幸いです。</...

ダブルポートレイトー描かれた人形

2021年10月16日(土)~2022年1月16日(日)

ダブルポートレイトー描かれた人形

重ね合わされた肖像画
人形をモチーフにした絵画作品からは、作者と人形との関わりが窺われます。さらりと形を捉えたもの、その可愛さを表現したものなどもありますが、中にはそれだけにとどまらない濃厚な気配を感じさせる作品もあります。特定の存在になぞらえて描かれた人形、自分の分身としての人形、そして時代を生きる人間を象徴する人形…など。描かれているのは人形であっても、その後ろにはもう一つ別の肖像が描かれているのです。
当館のメインコレクション作家である岩田榮吉(1929~1982)は、人形をモチーフとする作品を少なからず描いています。今回の展示では、岩田の恩師にあたる小磯良平・長谷川...

未来の画家たちへ ― 丸山健太と「黒猫の美術教室」

2021年8月7日(土)~8月22日(日) (開催期間終了)

未来の画家たちへ ― 丸山健太と「黒猫の美術教室」

真摯に美術を勉強してみたい子供にとって、今の学校や身の回りには学ぶ機会がなさすぎる… そうした自らの経験から丸山氏は、童画分野の絵画作品を制作する一方、小学生から高校生を対象に本格的な美術の魅力を伝える実践的活動として、「黒猫の美術教室」を主宰しています。本展では、その成果として丸山氏と教室の生徒たちによる作品を展示いたします。

黒猫の美術教室  https://yokosuka-painting-class.jp/

【関連イベント】
「黒猫の美術教室」生徒によるクロッキー描画
2021年8月15日(日) 午後1時~3時
教室で...

トロンプルイユの現在(いま) 2021

2021年4月17日(土)~7月19日(月・祝)

トロンプルイユの現在(いま) 2021

「絵筆のアクロバット」を超えて

トロンプルイユの現在(いま)2021 ― 展示にあたって

2019年に引続き、2回目のトロンプルイユ展を開催いたします。出品作家は前回の5名から、今回新規に3名の方々のご参加をいただき8名となり、それぞれのアプローチの面白さを味わっていただくとともに、志向する方向の共通点も浮び上って、「トロンプルイユの現在(いま)」をよりよくご理解いただけるものと思います。
「だまし絵」と訳されることの多いトロンプルイユですが、トロンプルイユは「だます」ことを主眼とせず、ただ額縁の中に別世界を構成する写実絵画とも違い、質感描...

岩田榮吉の世界 様々にある風景

2020年10月24日(土)~2021年1月24日(日)

岩田榮吉の世界 様々にある風景

岩田榮吉と風景画
岩田榮吉は、ヨーロッパ絵画の伝統を深く理解し、写実的な細密表現の静物画を中心に独自の絵画世界を追求した画家である…といって大きな間違いはないでしょう。ところが風景画に関してはそうしたイメージにそぐわない「謎」があります。まず、残された油彩の風景画に写実的表現のものがないこと。次にフェルメールの《デルフトの眺望》に大きな感銘を受けながら、実見の数年後から風景画を描かなくなってしまうこと。そして晩年、20数年のブランクの後に再び風景小品を残していることです。今回の展示では、岩田にとって風景画とは何だったのかに迫ります。

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長谷川潔から岩田榮吉へ 静寂の形象(かたち)

2020年5月30日(土)~8月10日(月・祝)

長谷川潔から岩田榮吉へ 静寂の形象(かたち)

静寂の形象(かたち)について
横浜本牧絵画館のメインコレクション作家岩田榮吉は、生涯にわたり銅版画家・長谷川潔に私淑しました。長谷川は古い銅版画の技法である「マニエール・ノワール(メゾチント)」をわがものとして復活させ、とくにその世界観を反映した静物画で知られます。厳しい選択を経たモチーフ、様々な意味を与えられたオブジェ、伝統を踏まえ考えぬかれた構図、そして何より岩田が敬愛したのは、長谷川の作品に見られる「静けさ」とそこから垣間見える高潔な芸術家の生き方でした。この静けさはただ無音の状態というばかりではなく、また穏やかな湿り気を帯びているでもない、といって重苦しい沈黙でもない、凛...