2020年10月24日(土)~2021年1月24日(日)
岩田榮吉の世界 様々にある風景
岩田榮吉と風景画
岩田榮吉は、ヨーロッパ絵画の伝統を深く理解し、写実的な細密表現の静物画を中心に独自の絵画世界を追求した画家である…といって大きな間違いはないでしょう。ところが風景画に関してはそうしたイメージにそぐわない「謎」があります。まず、残された油彩の風景画に写実的表現のものがないこと。次にフェルメールの《デルフトの眺望》に大きな感銘を受けながら、実見の数年後から風景画を描かなくなってしまうこと。そして晩年、20数年のブランクの後に再び風景小品を残していることです。今回の展示では、岩田にとって風景画とは何だったのかに迫ります。