岩田榮𠮷の世界 モチーフの連環 展
Art Exhibition
2026年4月11日(土)~7月20日(月)
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- 会期
- 2026年4月11日(土)~7月20日(月)
- 開館時間
- 午前10時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
- 休館日
- 毎週火曜日
- 一般観覧料
- 500円
- 割引観覧料
-
400円
※保護者同伴の中学生以下1名無料
※その他団体割引制度(要事前予約)
※「濱ともカード」のご提示で優遇有り - 主催
- 公益財団法人 横浜本牧絵画館
岩田榮吉の絵画とモチーフ
岩田榮吉には、自画像、静物、人形を描いた作品が多い。反対に、自身以外の人物、動植物、生鮮物、写生的な風景を描いた作品はほとんどない。また、作中に登場するモチーフは種類も数もさほど多くはない。厳選したモチーフを考え抜いた末に配置し、シンプルな構図と緻密な描写で、含蓄に富んだしかも押しつけがましさのない絵画世界を表現する。
岩田の自画像は、全身像で背景が描き込まれるものが多い。構成された室内、あるいは心象風景の中にあって、自らが身を置く環境を表わしている。その「環境」そのものを表すのが、静物画である。一切の無駄なモチーフはなく、ある時ある状況を象徴的に表現する。そして、人形はある「環境」下に、ある気分ある思いを抽出し単純化した自身である。いわば自画像の結晶だが、必ず残る未昇華分の探求には自画像に立ち返らなければならない。
自身と自身をめぐってモチーフは連環する。自身もまた時とともに揺れ動く。今回の展示では、「未完」の作品も何点か含まれる。画家の本意ではないかもしれないが、滞る絵筆にも思索の跡が垣間見え、その取組みに親近の感が増すのではないだろうか。