鳥越一穂 銅板油彩画の制作
Art Exhibition
2020年2月8日(土)~2月24日(月)

- 会期
- 2020年2月8日(土)~2月24日(月)
- 開館時間
- 午前10時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
- 休館日
- 2月11日(火)、2月18日(火)
- 一般観覧料
- 500円
- 主催
- 一般財団法人 横浜本牧絵画館
- 後援
- アトリエ・ラポルト
「鳥越一穂 銅板油彩画の制作」展について
当館の「作家・研究者支援プログラム(公募)」第1回展示として鳥越一穂氏の「銅板油彩画とその制作」を開催いたします。
このたびの第1回募集では、幸い高いレベルでのご応募をいただきました。中でも鳥越氏のテーマは、写実絵画・細密描写が新しい角度から見直されている今日、16~17世紀以来の伝統を持ちながら脚光を浴びることの少ない銅板油彩画をあらためて見直そうという、意欲的なものであります。
今回の展示では、銅板油彩画の特徴、略史から、実際の制作技法、完成作品までの全体を概観できるよう、また、実際の制作に資する手がかりとなることを念頭に構成しました。絵を見ることが好きな方にも、絵を描くことが好きな方にも、銅板油彩画へのご理解がいささかでも増せば幸いです。
横浜本牧絵画館
平滑で美しく、堅牢で油との相性もよい。ただし、すごく描きにくい。
つるつるとした光沢のある金属板に油彩画を描く。こう聞くと多くの方はそれが可能なのか疑いを持つようです。しかし400年前に描かれた銅板油彩画は実在し、結構な数が残されています。しかもかなり良い状態で。うまくゆけば400年保たせられる。そのヒミツは画家を惹きつけるには十分な魅力です。
現存するかつての銅板油彩画はいかに描かれたのか。吸収性ゼロの平滑な銅板に対して、絵筆は滑り、固着は悪い。残された文献を当たり、銅板にやすりがけをする。ニンニク汁を塗布する。油と樹脂による絶縁層を塗布する。地塗りをする。どれもある時はうまくゆき、ある時は問題が浮上する。その理由も対処法も、教えてくれる人はいません。
そうした試行錯誤を経て、文献に記された内容を私なりに検証し得られた結果と課題をまとめた展示です。画家の苦労の一端を作品と併せてお楽しみ下さい。
画家・鳥越一穂
(2月8日(土)、9日(日)は作家本人が駐在します)